運命は変えることができる

投稿者: | 2022年9月18日

父の事

父は怖い人だと思っていました。

特に母に厳しく当たっている姿をよく見ていて母が大好きだった私は父が怖くて嫌いでした。

他の兄妹も、父によく叱られたように思います。

思いますというのはハッキリと覚えていなくて母に厳しく言っていたのを母が大好きだったので

母に言っている言葉が私に言われたように勘違いしていたのだと思います。

思い出してみるとよく映画に連れて行ってくれたり、遊び道具を作ってくれたり、

肩車をしてくれたりを思い出しました。

良くしてくれていたのに悪いところしか覚えていなくて

声が大きいので叱られていたように感じたのかな ?

しかし大きくなるにつれて父が大嫌いになり、父なんかいない方がいいと父に冷たい目

を向けていました。

家に居づらかった父

今考えてみると

家族に冷たい目で見られていた父は家に居づらかったのか外に女の人をつくり家に帰って

来ることが少なくなっていました。

私をよく、その女の人の家に連れて行ったり、海水浴に連れて行ったりしていました。

多分4才くらいの頃だったと思います。

その女の人との関係がよく分からなかった私でしたが、凄く嫌で母には言えませんでした。

そんな状態だったので益々父のことが大嫌いになっていきました。

父親を憎むとお金の苦労をする

父親を憎むとお金の苦労をすると言いますが、本当にお金の苦労をしてきました。

父が家に寄り付かなくなったのは最初は父を憎んで家に居づらくした私たちが原因ですが、

そんなことには気付きませんでした。

結果だけをみて父が悪いと父を許さなかったのです。

長い間、父を憎み続けました。

しかし、こんなに憎んでも父は私たちにするべきことをして育ててくれました。

父が危篤になり連絡が入ってきたのに病院には行きませんでした。

その後父が亡くなったのですが、死に目に会わずにいた私は残酷なことをしたと

ずっと後悔しつづけました。

父は私の心を投影した姿だと教えてもらった

その後、心理学を学び両親は自分の投影した姿だと教えてもらいました。

残酷な父だと思っていたのですが、それは私自身の心を投影しているのだということ

を知りました

鏡で顔を見ないと自分の顔は分からないように自分の心は自分では分からないのです

が回りに投影しているので自分の心を知ることは回りの人を見れば分かるのです

相手は鏡で自分の心を写している自分自身の姿です

父にそっくりな私でした

そういえば何か言われたときに瞬間的に相手に怒りをぶつけるところは父そっくりです。

私の心を父に投影していたのです。

残酷だと思っていた父は実は私の心だったのです。

父に申し訳ない気持ちが生まれました。

そして、過去を振り返ってみると父は色んなことをしてくれていました。

愛されていないと思ったのに私は父に愛されていたことを思い出しました。

父と和解する

亡き父に、土下座して謝りました。何回も

すると、現在の状況が少しづつ変化して良くなってきました。

生きている父に和解したのではありませんが

一度に心を変えることは出来ませんが、繰り返し繰り返し過去の心を感謝の心に置き換えて

いきました。

自分が変われば回りも変わってきました。

運命は初めから決まっていると言う人もいますが

初めから決まっているのではなくて自分で作っているのです

いくらでも変えることが出来るのです。