兼業農家の実情

投稿者: | 2022年4月15日

我が家は兼業農家でコメを少しばかり作っていますが収支は赤字です。田んぼはトラックター

で耕します。しかし田植え、刈り取り、乾燥、雑穀は全て他の人にしてもらいます。何故なら

今の時代は全て機械化されていて我が家にはそれらの機械がありません。

田植えや刈り取りをしてもらうのにもお金が沢山かかります。

もう米作りをやめようと思っています

機械を買うとなれば田植え機、コンバイン、乾燥機、雑穀機を揃えるとなると500万~1000万円かかります。トラックターはかろうじてありますが、段々古くなって田んぼを耕していると壊れてしまうのではないかと思い買おう思ったのですが新品で200万ほどかかります。                    

              

機械を買ってまで米作りをしなくても米を買えば1年で4~5万ですみます。こんなにお金をかけてまで米を作る必要がないので今年から他の人に我が家の田んぼで米を作ってもらうことにしまいした。

                                                

   

これは我が家の田んぼを貸すという意味です。土地は自分のものでも作ってもらうだけで作り賃はありません。チョット説明しにくいのですが、昔なら地主と小作の関係になり作ってもら

う人はお米をもらっていたのですが、今は力関係でいえば作る人のほうが強くて作ってもらう人は弱い立場になり、自分の土地で米を作ってもらっても米は買わないといけないのです。 

                 

私の地方はまだいい方で別の地域では米を作ってもらうのにお金を支払うところもあります。

今や田んぼがあるだけで、かえってお金がかかります。

田んぼを請け負う人も機械を揃えるとなると1000万円以上のお金がかかります。

機械を買ってする以上は耕作する土地を増やさないと収支が合いません大規模で耕作しないと儲からないから、みんな機械を持っている人に米作りをお願いします。

                                                                                                                   

耕作する人が無いところは耕作放棄地として田畑が荒れ果てて草ぼうぼうになります。

だから田んぼをする人が減ってしまって土地が荒れ果ててしまうのです。

昔のように手作業ですればお金はかかりませんが農業は片手間ではできなくて仕事もしないといけない

し年を取ると重労働です。このような理由で農業をやめる人が多いのです。

 

今や田んぼは金食い虫です。