自分が出したものは全て自分に返ってきます
池に石を投げると石を投げたところから外へとまるい波紋が広がります。
これ以上広がることはないところまで広がり、やがて波紋は内側にもどってきます。
これと同じことが自分にもおきています。
自分の心から出た喜びやその反対の怒りは波紋と同じように外に向かって出ていきま
すが一番外に広がった後は自分に向かって戻ってきます。
以前、私は不幸が向こうから自分に向かって足音を立ててやってくる感じがして
いました。
これは自分の半面だけを見てそう感じていたのです。
私が相手を憎んだり恨んだりしたことが外に向かって出ていき、こんどは
より大きくなって憎しみや恨みが私に返ってきていたのです。
自分が出したものが自分に返ってくる
全て自分から出したものがより大きくなって自分に返ってきたのです。
普通 誰も自分の言動は悪くないと思っていますよね
しかし、ほんの小さなことで相手を憎んでも外に出て行けばその波はおおきくなります。
最高に大きくなった時にこんどは自分に向かって大きくなった憎しみが返ってくるのです。
私が感じたていたように外から自分に向かって不幸が足音を立ててやってくるのです。
始まりは ほんの小さい頃
私は父が怖かった。
2~3さいのころ生まれた感情です。
男親は強ければ強いほど小さな女の子は恐いと思います。
父は家族を守るために強くなければいけません。
けれど小さな女の子にとっては、大きな声をだす父は恐い存在でした。
父は私に怒ったことはなくて可愛がってくれたけれど、そばにいるだけで、
とても怖かったのです。
その父の怖さが最初に池に石を投げ込んだ時の波紋のはじまりでした。
その怖い波紋はドンドン大きくなり色んな人を巻き込んで外に向かっていきます。
外に向かって出て行った波紋が一番大きくなった時に、こんどは恐い人が
外から私に向かってきたのです。
最初は男の人が怖かった
次には義母が怖かった
私は何も悪いことをしていないのに何故、そんなに怒られないといけないの
と思っていました。
恐い人が私の心の中にいたから思考が現実化して外に恐い人が写し鏡のように
写っていたのです。
私の中の恐い人を良い人に変えると外の恐い人はいなくなりました。
父の本当の姿は恐い人ではなくて私を愛してくれていた人だったと知ることでした。
長い人生を歩んできて、自分の心を知って修正していくと少しずつ人生も良くなっ
ていきます。